最終回

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私は、屋上から身を投げようとしました。その時私は、誰かに後ろから抱き留めれました。早紀「!?」え!?屋上には、私しかいないはず…そう、確かに今屋上には、私しかいないはずなのです。しかし今確かに誰かに抱きしめられていました。私は、恐る恐る振り返りました。私を抱きしめていたのは…早紀「りん…?」そうそれは、確かに死んだはずのりんだったのです。りんは、必死で私を抱きしめていました。まるで死なないでと言っているようでした。そしてりんは、私に話かけてきました。りん「お母さん…死んじゃダメだよ!お母さんが死んじゃったらお父さんは、何のためにお母さんを助けたの!?」私は、その言葉に胸を打たれました。りん「お父さんは、お母さんに生きてて欲しくて助けたんだよ?私もお母さんに生きててほしい…」りんの言葉の一言一言が私の胸に響いてきました。りん「私からの最後のお願いだよ…」早紀「最後…?」それを聞いて私の眼からは、涙が溢れてきました。それでも私は、しっかりと頷きました。りん「お願い生きて…生きることから逃げないで…私とお父さんの分まで幸せになって…」生きることから逃げないで…その言葉が一番私の胸に突き刺さりました。
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