『迫り来る恐怖』2
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その声の主は、 年配の男性で、 震えたような言い方だった。 そして、 明らかにこちらに 向いている気配を 怖いほど感じさせた。 人じゃない! あまりにも 恐ろしかったので、 普段騒がない私だったけど、 南側の寝室に逃げ込んで 兄を叩き起こした。 この時、 霧のベールが剥がれたように 異様な空気がなくなった。 ´
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