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眩しい。
じりじりと陽射しが降り注ぐ。からりと乾いた風が吹く。
レンは港町に来ていた。買い物をするためだ。
「何回きても暑いね」
「リンは暑さに弱いね」
「んー慣れたらそうでもないよ」
そうは言うもののリンはちょっとぐったりしていた。
「ほら」
生ぬるくなってしまうった水を差し出すと喉をこくりと鳴らしてリンは水を飲んだ。ふぅと一息つく。
目的地まであと少し。
「久しぶりに会うけど元気にしてるかな」
「きっと元気にしてるさ」
彼らが今から会うのはミクという少女だ。彼女は薬を売っている。レンは彼女の腕を信用しており長い付き合いだ。良い友達でもある。
リンに関しては親友と呼べる間柄だ。
再会を楽しみにふたりは足を進めていた。
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