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竜人の力によって、村は一瞬にして炎の海と化した。
男達は村を守ろうと必死に闘う。
が、普通の人間では戦闘能力が優れている竜人に敵う訳がない…。
そして、魔法に関して突出したスキルをもつ魔族。
「お前、何人殺した？」
１人の魔族がもう１人の魔族に問う。
「さっきの女で１３人だ。」
「ちｯｯ！まだ俺の方が少ねぇか…。」
そんな会話をする２人の目に女の子の姿が写る。
「ままぁ、ままぁー。」
１人の魔族がその女の子に近寄る…。
「お嬢ちゃん、迷子かな？」
女の子の目線まで腰を降ろして問う。
「まま…。ままがいなくなっちゃったの。熱いから早く見つけなきゃいけないの…。」
そう言って女の子は男に両腕を見せた。
女の子の腕は、目を逸らしてしまいたくなるぐらいの激しい火傷を負っていた。
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