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~小倉 也の過去~
2015年4月8日
私は高校生になる。
何たって、高校を入学するのだから。ワクワクしていた。
だって、恋をしたいし。私をお兄ちゃんのクローンと見ないで、一人の人間として見てくれる人、そんな人に恋をしたいと思ったの。
今までの人達は、私の体を触らせて欲しかっただけだったから。
共学の高校だから不安。
そんな恋をしてきた私は、男不信になってたの。
でも、安心。お兄ちゃんがいるから。お兄ちゃんは高校の教師で、英語を教えてる。
ワクワクしながら、自分の名前の書かれたクラス分け表を見て、クラスに向かう途中だった。
途中で、男性を見かけた。何人も。手が震える。思わず立ち止まってしまった。
すると、一人の男が声をかけてきた。
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