01:始まりを告げる流星

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「私はぁ、ここ中央大陸にある都市。セスタの出身なのです。」 中央大陸?セスタ? 全く聞いたことがない。 外国にそんな名前の地域があっただろうか? 「護はぁ、どこの出身なんですかぁ?」 「ん、俺?えっと、俺は日本って所なんだけどわかる?。」 「ニホンですかぁ………聞いたことないのです。どこの大陸なのですかぁ?」 ニホンを知らない? まぁ、確かに他と比べれば小さな島国だから地域によっては知らない人もいるだろう。 「日本は大陸じゃなくて小さな島国だよ。」 「あぁ、なるほどぉ。だから聞いたことがなかったのですね。」 「そういえばさ、ここは何処なの?」 唐突だが、今一番気になっていることを護は質問してみた。 聞き間違えじゃなければさっき、サーシャは"ここ中央大陸の"と言ったのだ。 「ここはぁ、セスタの南にある。アケナの森なのです。」 セスタの南、つまるところ護は今外国にいることになる。 さっきまで日本にいた俺が一瞬のうちに外国まで来ることは可能なのか? 護は現状の整理が全く出来ない。 「う~ん。何か護は、さっきからおかしな質問ばかりしてきますねぇ?。」
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