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「世界の枠の外に?」
それってまさか………
「さっき言った一節が書いてある本はぁ、異世界から来た人が世界を救う壮大な物語なのですよぉ。」
つまり。
「………異世界に迷いこんでしまった可能があると?」
「当たりなのですよぉ。」
何故かまた、頭を撫でられる。
「そ、それは飛躍し過ぎなんじゃ!?」
絶えず、頭を撫でようとする手をかわして護は言った。
「ん~、でもぉ護は変わった服装してますし、持っている知識も微妙に違うのです。一概に否定はできないのですよぉ。」
今更ながら護は自分とサーシャを見比べてその違いに気付く。
「こ、これは、制服と言ってだな学生の正装何だからな。」
俺は、子供か。
「ん~護は学生だったのですかぁ。でもぉ、私の知っている制服とはかなり違いますねぇ。」
「あ、そうなんだ。でも、一応ここには学校も学生もあるんだ。」
「もちろんなのですよぉ。それより、いつまでもこんな森でお話してないで街にある私の家に行きませんかぁ?」
行く宛は、ないのですよねぇ?とサーシャ
「それは、ありがたいけど……良いの?」
初対面の女の子の家に上がり込むのはさずかにどうかと思ったが、行く宛がない以上彼女に頼る他ない。
「良いのですよぉ。部屋は余っているし私はもっと護とお話したいのです。」
「あはは、じゃあ……その、お言葉甘えて。」
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