絶対的な力

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現場では、風使いと水使いが戦っていた。 佐天はこの様子を「喧嘩」といったが、そんな生易しいものではない。 車や看板がそこらじゅうにひっくり返っていた。 闇咲が誰が戦っているのか見てみると、水使いは知らなかったが風使いの方はなんと峰月だった。 「疾風!」 闇咲が呼びかけると、峰月はちらっと闇咲の方を見て説明を始めた 「千彰、こいつ様子が変だ!いきなり一般人を襲いだしやがった!」 たしかに、水使いをよく見ると洗脳されているかのように虚ろな目をしていた。 「疾風、下がれ!こっからは風紀委員の仕事だ!」 いうが早いか、闇咲は峰月と水使いの間に重力壁を作りだし、双方の力を潰す。 「じゃあ、千彰頼んだぜ」 「ああ、お前も早く避難しろ」 峰月が走り去ったのを確認すると、闇咲は水使いに振り返り 「一般人を襲うだと?ましてや、俺の友達にまで手を出しやがって…覚悟しろ」
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