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「―以上が今回の被洗脳能力者暴走事件の概要になります」
闇咲が会議室で先日の事件についての報告をしている。
しかし、闇咲の報告を聞いているのは学園都市の理事や研究所の職員ではない。
闇咲の報告を聞いているのは、闇咲と同じ学生であり風紀委員なのだ。しかし、彼らは風紀委員に与えられている支部の中でも、頂点の支部長と言われる人間だ。
しかし、同じ支部長でもレベル5というのは、この中でも闇咲のみだろう。
「今回、能力者が暴走したのは真実ですが、一般の犠牲者が出なかったのが不幸中の幸いでした。以上で報告を終わります」
闇咲が報告を終えると、他の支部長たちが一斉にざわつく、よっぽど今回の事件が衝撃的だったんだろう。
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