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ピピピッピピピッ
目覚まし時計のアラームがなっている。
「ん、あ~」
ベッドから眠そうな声と同時に、手が伸びて目覚まし時計のアラームを止める。
「もうこんな時間か…」
この部屋の住人…闇咲千彰は起きて、朝ごはんを作る…といっても卵かけご飯とインスタントみそ汁のお手軽コンビだが…
「えーと、持って行くものは…」
闇咲は、朝ごはんもそこそこにカバンに通信簿や文房具、春休みの宿題、上履きを詰め込んでいく。
今日は、始業式なのでいつもより荷物が重い気がするが、まあ細かいことは気にせずに闇咲は家を飛びだし、学校まで全力疾走する。
「カバン重すぎだろ~。あ~、カバンが軽けりゃもっと速く走れるのに」
重いカバンに苦労しながら、街中を走っていく。
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