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「たしかこのクラスにもレベル5の人がいるのよね?」
その言葉にクラスの面々が、一斉に闇咲のほうを向く。
「あ~、君がレベル5の闇咲くんね?」
御坂は、闇咲のことをめちゃめちゃキラキラした目で見ながら声をかけてくる。
「あ~、はい」
「レベル5っていうのは、プレッシャーが大きいけど頑張りなさいよ」
「はい」
御坂からありがたいアドバイスを受けていると、隣の席の峰月が
「先生!レベル4の峰月疾風です!よろしくお願いします!」
「レベル4?だったら知り合いがいるから、今度紹介してあげるわね」
「は~い…」
御坂直々のアドバイスが受けられなかったのが残念なのか、峰月は微妙にがっかりしたように見えた。
そんなことをしているうちに、始業式の時間になった。
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