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「はぁ~…暇だなぁ…」
そう窓の外を見ながら呟く
「おい櫻木!話を聞いてるか!?」
そう先生に怒鳴られ我にかえる
「は…はい!!」
思わず嘘をつく
「なら…今言ったこといってみろ!」
「えっ!え~っと…」
キーンコーンカーンコーン
そこでタイミング良く終了のチャイムが鳴る
俺は思わず胸をなで下ろす
「はぁ…黒板に書いたこと復習しとけよ!」
先生はそう言うと、教室から出て行った
「はぁ…あぶねぇ…」
そう呟く
「はは!バカだな皇紀!」
そう言って俺の席に近づいてくるこいつは
岸武ーきしたけるー
「しょうがねぇだろ!ぼ~っとしてたんだから!!」
自分でも言っていることが口実になるわけないことは分かっていた
「それ口実にならねぇから」
見事につかれた
こいつ…鋭い…
「そういや、次levelきめんだって!」
「え~めんどい…」
「俺にいわれてもなぁ~…」
そう言って武は頭をかく
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