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「…も、勿論です」
答えた途端に胃痛が激しくなった。
何故だろう。
この校長と話すのはすごく精神的にも肉体的にも疲労が襲いかかる。
対する校長はいたって涼しげな顔で、平然としている。
マズイ。
この痛みは少しマズイ気がする。
こうちょう
だが、学園最高権力者の手前、そんな事は言い出せない。
ブロントは顔をあげ、
「本校は、一般人にとっては進学校であり、また魔術者にとっては魔法百般に通ずる先生方の指導により、より強力な魔法技術(マジックスキル)を体得する場所です」
一息でそこまで一気に話すと校長も、満足気な顔で頷いた。
「如何にも。よく分かっているじゃあないか。ブロント・レイスバーン。
ソウルイーター
いや、“魂喰者”と呼んだ方がいいのかな?」
そう言われた瞬間、ブロントの表情が音をたてて固まった。
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