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これまで俺の復讐を知った者は、すべて消してきた。
仮に俺が殺した畜生供の死体が発見され…事件になってしまったとして…。
俺と事件とを完全に結びつけられるのは…おそらく圭介と紗香の2人だけだ。
しかし…今は圭介によって無理矢理、巻き込まれた芳村もいる。
無理矢理、巻き込まれたというのが本当の事なのか…芳村に対する疑惑は拭い去れないが…。
芳村は、俺のやっている事も…その理由も既に知ってしまった。
だったら…芳村が計画とは無関係な人間だとしても…。
知ってしまったからには…目的を果たすまで…最後まで俺に付き合ってもらうしかない…。
……………。
「…芳村…ここ山の中だけど…電波は入るのか?」
「ああギリギリ…入るみたいだ」
「そうか、じゃあ圭介に掛けてみろ」
俺は芳村に電話を掛けさせた。
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