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親も友達も先生も
みんな信じられなかった。
偽善にしか見えなかった。
そんな自分が嫌だった。
リスカは癖になっていた。
やめられなかった。
傷はどんどん広がっていった。
そんな自分が嫌だった。
こんな自分が息をしている。
血を流している。
まだ、生きている。
その事実が許せなかった。
でも死ねなかった。
自殺する勇気さえなかった。
生まれてきてしまった間違いを
正す事はできなかった。
弱虫な自分が存在してしまった。
嗚呼、
私はいらないんだ。
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