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お酒が来たので、とりあえず2人で乾杯。彼はビール。私は泡盛をストレート...とイキたかったけど...可愛くロックで。まあ、あれよ...乙女心ってやつ。
『今日は松戸って言っちゃってごめんね。柏だと会社の人に会いそうだし面倒だから。』
「今日はラフな格好なんだね、お休みだったの?」
『あ~実は昨日、泥棒に入られちゃって...今日は警察とかいろいろ手続きとか処理とかで...』
えっ?!泥棒?!
しかも昨日?!...呆然
「そんな大変な中、来てくれてありがとうね。でも...大丈夫なの?」
『会社が借りてくれてる部屋だから始末書とか書かされちゃって...それより、防犯上もうあそこに住めなくなっちゃって、今は次を探して貰ってるんだ。』
泥棒さんに会うなんて
なんて運が悪かったの可哀想
私は何でも純粋に信じて
心から心配していたけど
運が悪かったのも
可哀想だったのも
本当は私の方だったとは...
この時は思いもよらなかった
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