[7月 上旬] 初飲み

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お部屋はとても広かった ゆったり寛げる感じ 大きなテレビ 立派なソファーセット 大きなベッド 大きなお風呂 『これからどうする?』コンビニ袋をそっとテーブルに置き、煙草を吸いながら彼が聞いた。私はソファーに並んで座って、袋の中身を出していた。 『ユミちゃんの言っていた、行きたいお店に行ってみる?』 「ん~...」 私は少し考えながら あっけらかんと笑った 「今夜は...もういいや」 思ったのだけど...これからお店に行っても高い席代を払い、割高なお酒代を払うのなら...せっかくこんな立派な飲み場所があるのだから...ここで十分。 自分の素晴らしい状況判断能力にうっとりしながら、私は水割りの缶焼酎を飲み始めた。彼は例のカフェオレを紙パックのまま直飲みしていた。 はっきり言って 水割りの缶焼酎なんて どこにお酒がいるのか 分からないくらい薄い あ~ボトルにストロー挿して ストレート飲みしたい 私は後悔していた コンビニでボトルを買えば... 『ユミちゃんってさぁ、飲む時ほんとに一口も食べないんだね...大丈夫?お腹空かないの?』 まるで私...飲んでばかりな人みたいに聞こえる...まあ、そうだけどこのイメージはまずい。私は可愛く?シロクマアイスを食べ始めた。
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