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お部屋はとても広かった
ゆったり寛げる感じ
大きなテレビ
立派なソファーセット
大きなベッド
大きなお風呂
『これからどうする?』コンビニ袋をそっとテーブルに置き、煙草を吸いながら彼が聞いた。私はソファーに並んで座って、袋の中身を出していた。
『ユミちゃんの言っていた、行きたいお店に行ってみる?』
「ん~...」
私は少し考えながら
あっけらかんと笑った
「今夜は...もういいや」
思ったのだけど...これからお店に行っても高い席代を払い、割高なお酒代を払うのなら...せっかくこんな立派な飲み場所があるのだから...ここで十分。
自分の素晴らしい状況判断能力にうっとりしながら、私は水割りの缶焼酎を飲み始めた。彼は例のカフェオレを紙パックのまま直飲みしていた。
はっきり言って
水割りの缶焼酎なんて
どこにお酒がいるのか
分からないくらい薄い
あ~ボトルにストロー挿して
ストレート飲みしたい
私は後悔していた
コンビニでボトルを買えば...
『ユミちゃんってさぁ、飲む時ほんとに一口も食べないんだね...大丈夫?お腹空かないの?』
まるで私...飲んでばかりな人みたいに聞こえる...まあ、そうだけどこのイメージはまずい。私は可愛く?シロクマアイスを食べ始めた。
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