[7月 上旬] 初飲み

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どれだけ眠っていたのか 薄暗がりの中で目を覚ました 一糸まとわぬ裸の自分に お隣には安らかな顔で眠る彼 時計を見ると5時過ぎだった。昔から私は飲むと、2時間くらいしか眠れない。覚醒作用が強すぎて、いつもは飲んだ翌日の方が元気に目覚める。のだけど... 物凄い倦怠感と喪失感 身体中がキシキシと痛む ベッドから起き上がり、バスルームへ移動しようと...なにか身体を隠せる物を探したけど、ベッドの周辺には見当たらない。逃げるように走って移動した。 いや別に 彼は眠っているから 裸を見られることはないけど 私自身が恥ずかしかった バスルームに入り、大きなバスタブにお湯を溜め、シャワーを浴びようとした時...明るい光の下で私は気付いた。白い肌に生々しく残る赤い血の痕に。 ...出血しちゃった 身体が痛いわけだわ 血の痕を見ると罪悪感や自己嫌悪や後悔の念が増長される。なんか、とても...責められているような。悪いことをしちゃったような。 いや 悪いことしちゃったけど 『特別に好きな人』としか やっぱりだめなはずでしょう
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