─第Ⅰ楽章─

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魔理沙「いや~ 悪かった悪かった!!」 魔理沙が頭に タンコブを作り笑いながら謝る 龍太「…で、 何なんだ?」 魔理沙「あぁそうだった 龍の字、ヴワル図書館って 知ってるか?」 龍太「…どこだそれ?」 紫「紅魔館に行ったときに レミリアが言ってたじゃない」 龍太「あ~… そう言えば 言ってたな」 魔理沙「そ! そこに遊びに行こうぜ!!」 龍太「…っても 俺、図書館なんかに用は…」 魔理沙「パチュリーに挨拶 まだなんだろ? 挨拶がてらに…さ」 (…確かに… 家にいても暇だろうしな…) 龍太「…わかった 行こうか」 魔理沙「お! マジでか!?サンキューな!!」 ガッツポーズを作る魔理沙だった …が 紫「じゃあ 私も行こうかしらね」 紫の一声で 一瞬で落ち込む 魔理沙「何でだ!? 何でいつもは めんどくさがるお前が 着いてくるんだ!?」 魔理沙がムキになり怒る 紫「あら、行っちゃ悪いかしら?」 ニヤリと笑い 龍太にくっつく 紫「当たり前でしょ? 彼氏を他の女と 一緒に遊びに行かせるわけ 無いじゃない」 龍太「ちょっ…紫!」 龍太は顔を赤くして 紫を見た 藍(はっきりと言いましたね…) 橙(言っちゃいましたね…) 魔理沙が 涙目を浮かべて笑いながら… だけど額には青筋が走っている パルパルパルパルとかいう 効果音が聴こえてきそうだ 紫「…さ、行きましょうか」 この空気を 充分に堪能した紫は スキマを開く 紫「お昼は向こうで もらってくるわ~」 藍「了解です」 紫「ほら、龍太 行きましょ♪」 龍太「お…おぅ」 紫「魔理沙~ 早く来ないと スキマ閉じちゃうわよ~」 魔理沙「あぁもう!! 今行くぜ!!」 魔理沙もスキマに入り 空間が閉じる 藍と橙は 溜め息をつくと またお茶を啜った
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