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俺はとりあえず、世間話で話を逸らすことにする。
「そういえば涼子はこんなとこで何してるんだ?」
「私は買い物に決まってるじゃない。晃、話逸らそうとしてるの見え見えで、見苦しいわよ」
鋭い。くっ、このままではやばいな。だが、幸いにも周りに人はいない。……こうなれば自分を犠牲にするしか、方法は無さそうだ。俺は覚悟を決め、禁句を口にすることにする。
「……全然進歩のない胸でブラでも買うのか?」
そう言った瞬間、涼子の動きが止まり何かがキレる音がする。
久々にヤバい。だが、警察はとりあえず回避出来た。とりあえず、トイレに逃げ込みたい。俺は、忍び足で脱走を試みる。
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