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その後、迅は川飯先生に怒られて普通に授業が進んでいった。
「あっ。」
授業中、睡魔との激しい死闘をしていると隣で冬下の声が聞こえてきた。
ふと冬下の方を見る。
それと同時に微かにコンッと何かが床に落ちた音がしてそのまま床に目を向けた。
落ちたのはどうやら消しゴムみたいだ。
「……よっ、と。」
「あ、ありがと。」
消しゴムを拾い上げるとほんのり赤くなった冬下に渡した。
可愛い……けど、もう無理……。
瞼が重く、そのまま完全に閉じると力が抜けて机に身を預けていた。
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