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「……食わねぇの?」
いつまで経ってもつっ立っている冬下に声をかける。
因みに俺の弁当はもう食えなくなってしまったので仕方なく迅の弁当を食べている。
「あっ……隣り、いいかな?」
「いいよ。」
そう言うと、冬下は隣りに腰掛ける。
その時にフワッと良い匂いがして……うへへへっ……いや、何でもないぞ!?
変態じゃないから!
何回も言うけど変態じゃないからな!!
「この時期に転入って珍しいよね。」
「うん。」
「前はどこにいたんだ?」
「前は……魔法界。」
少し間を開けてこちらを向くとそう言った。
マホーカイだってさ……。
「それってどこ?」
「魔法界だよ。」
何そのいかにもファンタジックな場所……。
ふざけてるのか……。
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