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『キーンコーンカーンコーン』
空になった弁当箱を丁寧に迅に投げていると予鈴のチャイムが流れた。
「もう昼休みも終わりかぁ。
冬下、教室に帰ろぜ?」
「うん!」
一瞬、迅の方を見た冬下だが何もなかったかのように俺に続いて屋上からでた。
「――をこうしてこうすると、こうなったりする……かもしれない、かな?」
何ともややこしい授業を受けていると突然、教室のドアが開いた。
「遅れました……。」
入ってきたのは白いカッターシャツにご飯粒やらハンバーグのタレを付けた迅だ。
「はいこれ。」
先生は無表情で何やらプリントを何枚かを迅に渡した。
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