<序章>

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次の日 ジャムおじさん「アンパンマンや、最近元気がないようだね」 アンパンマン「ジャムおじさん……そんなことないですよ」 ジャムおじさん「そうかねえ、心配だから新しい顔を焼いたんだよ」 アンパンマン「あ、ありがとうジャムおじさん」 ジャムおじさん「いつもより中身のあんを丹念につくったんだ」 ジャムおじさんは僕を体から外すと新しい顔を取り付けた。 アンパンマン「うわー!頭の中がすっきりしました!何か悩んでたみたいだけど吹き飛んじゃった!」 ジャムおじさん「そうかい、あんに少しシナモンを混ぜてみたんだけどよかったみたいだね」 新しい僕はすっきりとした表情で僕を掴むとごみ箱に勢いよくほうりこんだ。 顔が少し凹んだ。 僕は力どころか声も涙も出なかった。 .
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