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「そ、うなんだ。」
私は冷静を装いながら
陸に答えた。
この日から
私は毎日亮夜の事を
授業中もずっと
見つめるようにしていた。
だけど
私がいくら亮夜を見つめても
亮夜の視線は
必ずみなの方に向いていた。
その度に
私の胸は
締め付けられるように
痛んだ。
この時は
まだ好きな人の話とかを
みんなでしていなかったから
私は亮夜に
裏切られた事実を
親にも友達にも
誰にもいわずに、
胸の奥へしまい込み
しっかりと鍵をかけた。
はずだった。
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