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全員が集まったのを見て、話し始めた。
「来週の土曜日に、氷帝と練習試合を行う。」
そう告げられた途端、ざわめく青学部員。
「氷帝~!?俺、あそこ苦手ι」
文句を言う菊丸と、隣で微笑んでいる不二。
「いいんじゃない。僕は楽しみだけど…。」
微笑んでいる不二の腕には、越前が捕まっていた。
「試合できるなら、いいんじゃないッスか?それより不二先輩、離して下さい。」
手塚の眉間のシワが深くなったのを見ながら、大人しく離す不二。
「(俺の越前に!)/←手塚の妄想」
「(越前は僕のモノだよ/←不二の妄想)」
何気に火花が…ι
「手塚、そろそろ時間だ。」
手塚の隣に立っていた大石が告げ、我にかえった手塚が話す。
「連絡事項は、以上だ。1年は、ボールとネットを片付けろ。解散。」
片付けを終わらせ、着替えて帰る部員達…
「フフ……ゲームは、これからだよ…。」
動き出す歯車…。
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