視線の先

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急いで帰る必要もなかったし、まだ、二人きりでおりたかったんや… だから、足を止めて話しとったんや… ―青学 3階廊下― 「青学の監督、話し長かったなぁ…」 「そりゃそうだろ…」 「面倒やったん?」 「ああ…。」 なんや……同じ気持ちやったんか… こんな些細な事でも、嬉しいやなんて… 重症やな…ι 景ちゃんは、窓の外を見て話しとった。 俺も隣に立ち、外を見た…。 「結構、眺めええやん…」 広がる青空… 「ああ…」 隣にいる大好きな彼… このまま、時が止まればええって思った…
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