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愛しい愛しい王子様、
貴方を愛する資格を欲するがゆえに
私は足を手にいれました。
愛しい愛しい王子様、
貴方に再び逢うために
私は私の声を捨てました。
愛しい愛しい王子様、
私は貴方を想い
貴方のそばで全てを捨てました。
愛しい愛しい王子様、
貴方の命を奪うくらいなら
私は私の命をも捧げましょう。
『海の王女、人魚姫。
彼女は愚かな王子を
求めるあまり禁忌を犯して
人間となったのです。
哀れな人魚姫は
愛を歌い 哀を唄って
泡となって消えてしまいました。』
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