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「むっ??あの声は…佐助?」
「……ちっ」
幸村が政宗から離れ、空から自分の方へと降りてくる猿飛佐助に、振り返る。
政宗はバツが悪そうに舌打ちをする。
「あれ~??なんだぁ…竜の旦那も一緒だったの…」
佐助は、惚ける様に幸村の近くにいた政宗を、不思議そうに見る。
「……当たり前だ。ここを何処だと思ってやがる」[★]
「あぁ…奥州だね」
またもや惚ける様に言う佐助に、政宗の勘忍袋の緒が切れる寸前だった。
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