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笑いを止め、にっこり笑うと。ふわり、少女は舞った。
「え…?」
高く、天井に届きそうなくらい高く飛び、バク転した。その間ずっと笑っている。
とん、と窓際の机、熱帯魚の水槽の隣に着地した。
「私にそんなこと言う人初めてだもん♪」
「な…に…」
「ふふふっ」
くすくす笑う少女とは対象的に、楓はただただ混乱していた。
(この子…人間じゃないの!?)
「人間だよ」
「!!」
心の声に答えるように、少女は言った。
「私は人間だよ」
もう一度確認するように言うと、力を入れずぽんっと飛び上がり楓の目の前に降り立った。
机の上の書類が地面に散らばる。
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