千年と百年の眠り

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千年と百年の眠り

   繰り返される時の流れに人は狂うと、語ったのは詩人だった。騙ったのは貴方だった。それならば、もしそうならば。こんなにもずっと死ねないで、こんなにもずっと狂わないで、いてしまうことはそれだけで、きっと罪深いことでしょう。だからあるいは、既に人などではなかったのかもしれないと、気づいたときにはもう、罰すらも、何もかも、手遅れで。だからここに神はいないと、私を裁く神はいないと、言えばあなたは笑ったろうか。そうして私を赦したろうか。もしもそれならば、それこそがあなたの罪だよ。  
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