春先の企み

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「受胎能力のない女と、だらだら付き合ってもね~。」 「でも、全く可能性は0ってわけじゃなくて……。」 栞の声は震えている。 「0だろ?K先輩、毎回生だけど大丈夫だって言ってたから、オレもそうしたんだぜ?」 「……じゃ、はじめから知ってて………?」 「ああ。子供出来ないくせに、結婚って言葉にうかれてんじゃねぇよ。」 バシッ☆ 栞は、智樹をひっぱたく。 「いってー!」 「智樹!大丈夫? S女子大って、お嬢様ばかりだと思ったけど、欠陥不良もいるのね。 とんだおバカさんね!あなたなんて、智樹が本気で結婚考えるわけないでしょ?」 彩子は、智樹のほほを撫でながら栞を軽蔑する。 栞は、泣きながら走り去る。 「ふうっ。。やれやれ。」 智樹は唾を吐き捨てる。 「ねぇ~。…って事は、私、期待していいのぉ?」 「え?何を?」←バカ 「いや~ん。智樹ってばぁ(笑)分かってるくせに~! そういう事なら、私、受胎能力あるから、生でも構わないわよ?」 「(冗談じゃねぇ💢)」 「何か言った?」 「いや、今夜も一杯サービスしてよ?」 「勿論じゃない。」 彩子は、智樹にべったり寄り添って、帰っていく。
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