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夜、智樹のもとに悠太からメールが入る。
✉「今日、門の外で派手にやってたなぁ。
栞ちゃん(だっけ?)かなり傷ついてるんじゃないの?
もうちょっと考えないと、いつか痛い目に遭うぞ!」
智樹は舌打ちをして、返事を打つ。
✉「余計なお世話。
あの女の携番とメルアドとあそこの画像くれてやるから、オレに説教すんな💢」
送信してすぐに返事が来る。
✉「サンキュー❤活用するよ!」
「惚れたのかよ?」
「惚れてるわよーん❤」
彩子がワイン片手に寄りかかってくる。
彩子は、智樹の部屋に上がり込んで飲んでいる。
智樹は携帯を閉じ、彩子から離れる。
「ちょっと飲み過ぎじゃない?」
「いーのいーの!ワインたくさん飲むと、おいしい潮が吹けるのよん。試してみたいでしょー?」
今夜も智樹は、彩子に主導権を握られ、うんざりしていた。
みんなが騒ぐキャンパスのマドンナも、ベッドでは中の下だと智樹は思っていた。
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