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翌日から悠太は毎日見舞いに来る。
「栞さん!こんにちは(笑)」
悠太の呼びかけに、栞はゆっくりと反応する。
「このフリージア、すごくいい匂いでしょ?」
栞に近付けると、栞は一所懸命香りを嗅ごうとする。
「3月になったから、外もだんだん暖かくなってきたよ。
起きられるようになったら、庭を散歩しようね?」
栞は悠太の言葉一つ一つをよく聞いてうなづく。
メイドやDr.は、二人の深い絆を感じながら、温かく見守る。
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