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半年もすると、栞は悠太の看病の甲斐もあり、歩く事以外は自分で何でも出来るようになっていた。
一方杉村は、不倫相手から[産まれた子供は杉村の子供だった。]と告げられ、離婚届と退職願を置いて、相手の元へいってしまう。
社長以下、常務は面くらい、慌てて副支社長を支社長に昇格させ、悠太に副支社長の仕事を全て任せる。
栞は心に離婚の傷を抱えながら、悠太に励まされ退院の日を迎える。
悠太は栞と共に常務宅で常務に監視されながら生活する。
栞は常務の悠太への不信感をあらわにした扱いが気に入らず、度々常務に不満を言うが、常務は聞く耳を持たない。
「もう、常務ったら、ひどすぎるわ💢」
「まぁまぁ(笑)オレがもっと頑張って認めてもらうしかないよ。」
「だって、悠太さん一所懸命頑張ってるのに……。」
「ありがとう(笑)栞さんがちゃんと見ててくれれば、オレは満足だよ。」
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