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一通りリハビリが終わる。
「今日はすごいじゃん?
いつもより長く立っていられるね?」
「うん。何かね、調子がいいみたい!
だから、このまま私をキッチンに連れて行って。」
「えっ?」
「悠太さんにご飯を作ってあげるわ!」
「大丈夫?オレ手伝うよ?」
「いいわ。座ってて。」
「でもなあ。。」
「大丈夫よ!キッチンに寄りかかっていれば体勢も安定するから。」
「ああ。じゃ、困ったら呼んでくれよ?」
「うんっ!!」
栞が鼻歌を歌いながら料理を始める。
悠太は心配しつつも、ソファーに座り、新聞を読みながら栞の様子を見ている。
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