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そして…
「可愛いよ。栞ちゃん……すごくいい……。」
悠太は、栞を抱き締める。
「あの……ゴム……してくれませんか………」
消えそうな声で、栞は懇願する。
「え?ああ。いいよ。確かこの辺に……。あっ!!」
悠太がゴムを探すために、栞からどくと、栞は悠太の下から逃げ出す。
「ち、ちょっと待ってよ!栞ちゃん!!」
悠太は、栞を抱き締める。
「やだっ!やだーっ!!助けて!智樹っ!」
栞は、バスルームにいる智樹に助けを求める。
ガチャッ☆
「何でさっさとやっちまわねーの?」
智樹はゴムをもつ悠太を見る。
「いや、あの……急だったから?」
悠太は、苦笑いをする。
「智樹さん💧」
栞は、智樹に泣き付こうとする。
「ウザイんだよ。他の男に体を許した女なんかキョーミねぇし!さっさと帰んな!」
智樹は冷たく言い放つ。
「えっ…だって……💧」
栞は泣くのを我慢する。
「文句あんの?どうせお前も遊びだろ?」
「違うわ!私……」
「さっさと帰りやがれ💢」
栞は震える手で服を着る。
「訴えようなんで思うなよ?訴えたら、お前との動画、バラまくからな!」
栞は、無言で部屋から出ていく。
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