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「行き当たりばったりってことかね」
頭を掻きながら考える
「なんか見つかれば御の字だな」
よしっと立ち上がり
「準備準備っと…」
そうして一週間後
「………」
スタントの依頼を受けたり、家出娘を連れ戻したり、UFO降臨儀式の護衛をしたりでちょっぴりやつれたが無事に遺跡調査の日になった
「…何やってんだろうな、俺」
UFOってなんだよ、あの日の記憶があまり定かじゃないのはご愛嬌(こわっ)
今は最寄り駅から歩いて遺跡に向かってる
「結構遠いんだよな」
遺跡の入り口について考えながら歩いていく
「風の流れってことだから、まぁ糸を使えば分かるはずだよな」
…………
「到着~っと」
遺跡を前にしてまずするべきはもちろん
「メシだな」
腹が減ってはなんとやら~っと口ずさみながら飯を広げていく、今の気分はまさにピクニック
「やっぱまったり生きるのって最高」
異吊義は今回の調査を休暇と捉え、次の仕事は一切入れていない
だからこそ時間に追われていないのだが
「空気もうまいしメシもうまい、俺はここにエデンを見つけたり!」
テンション上がるわぁ~とイイ顔で呟く
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