告白⁉

2/8
前へ
/216ページ
次へ
あれから晴れた日の昼休みは菜々子と金倉君はいつも校庭の木の下にいた。   会話なんて必要なかった。 ただ側にいれば落ち着いた。 何だろうこの不思議な感覚は……   今までの恋とは違うものだ。   側にいるのがこんなに嬉しくて落ち着くなんて。           そこへ拓斗がやって来た。   「おい、菜々。ちょっと折り入って話があるんだけど。」   「何?」   「いやちょっと……ここじゃ話しにくい」   そう言うと拓斗はチラリと金倉君を見た。   「放課後でもいいや。図書室で待ってるから…」   そう言うと走り去ってしまった。
/216ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2410人が本棚に入れています
本棚に追加