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金倉君への想いがバレバレだと気付いた菜々子。
でももしかしたら気付かれてないかもしれない。
思い切って告白しちゃおうかな!?でもどう見たって釣りあわないよなぁ。ふぅ……。
……うだうだ悩んでも始まらない!!
こうなったらダイエットだ!!
「お母さん!!今日からお弁当一つにして!!」
朝弁当を包んでいたお母さんは驚いて中身を落としかけた。
「え!?菜々ちゃん耐えられるの?」
「………じゃあ一つはこんにゃくだけで良い…」
「何言ってるの!!まさかダイエット!?
女の子はね、丸い方が可愛いってお父さんも言ってたわよ!」
「丸すぎでしょ!だから私まだ彼氏も居ないんだから!!
美菜子なんかもう何人目!?」
「でも……何だか菜々ちゃんが行き倒れにならないか心配だわ。ただでさえ最近やつれてるのに」
うちの母は私にかなり甘い。
その結果がこれだ。
「一つしか持っていかないからね!!」
お母さんを無視して駅に走った。
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