一章

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  そんな一つの思いのために、数十分を掛けて長く急な坂道を上りきった。 今時こんな坂を上んのはきっと俺だけで、他の人は皆車使ってるんだろうな。 マジで失敗した。 苦笑いを浮かべながら、膝に手を置いて呼吸を整えていると、 どこからか正午を告げる鐘がなっていた。 もう昼になんのか、腹減ったな…でも聞かなきゃいけないんだ。 そのためにここまで来たんだから。  
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