一章

7/8
前へ
/13ページ
次へ
  よくある普通の一軒家だった。 ただ、庭の手入れがきちんとしてあるだけの、大きくもなく小さくもない…。 庭の中に入り、玄関の横の呼び鈴を押す。 「はい。」 数秒後に聞こえてきたのは、若い女の声だった。 「あ、私浦辺(ウラベ)と申します。少しお聞きしたいことがあってお尋ねしたんですが…。」 しばらく訪れる沈黙。 流石にいきなり来るのは駄目だったか?  
/13ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4人が本棚に入れています
本棚に追加