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間違いない、雲雀さんだ
あの日から3ヶ月も連絡のなかった雲雀さん。
雲雀さんのことだから、きっと無事だろうと思ってた。
いつから?雲雀さんはもういないって思おうとしたの。
「言われなくても」と言われたボスは早々にこの場を離れた
今だに疑うことが離れない
現実?昔より短く切り上げた漆黒の闇色の髪、眼、女の子も羨ましがる程の指、なのにそれはちゃんとした男の子の指、華奢な、それでも人並み外れた力をもった
雲雀さんが目の前にいる。
「…任務、ヘマしたんだろ、沢田綱吉から詳しく聞いてないけどわかる。落ち込んでるんだ?」
単語の、用件だけで装飾は一切つけない言葉。
「雲雀さ、なんで、ここに」
「僕の質問に答えなよ」
雲雀さんだ。この迫る感じも。
「…すみません」
そういった途端、外の光のせいか、雲雀さんの目の奥がわかりそうなくらい明るくなった。すぐに目は細められたけど。
「…そう。」
幻滅した?何もできない奴たって呆れた?
私、雲雀さんがいなくなってから一人でもこなさなきゃって、無我夢中だったんです。
でもごめんなさい、私は最後まで役立たずで、結局任務は遂行しても何にも「大丈夫」
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