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服を着替え、会計をすませると、僕は車に乗り込み、相沢と共に次の店に向かった。
とてもこのままホテルに戻る気もなかった。
同時に明日や明後日、この店に来て、彼女を口説く気もなかった……。
言葉も話せないし、そんな時間もない。
金もない……。
そして、このまま帰る気もなかった……。
彼女と出会ったことで、僕はどうしても今夜ファックしたくなった。
だが、彼女がいるあの店で他の女とする気にはなれなかった……。
だってあの中では悔しいが彼女がナンバー1なのだから……。
彼女よりレベルの低い女とやる気はなかった。
あの女よりももっとレベルの高い女とやる……。
中身じゃない……。
外見がいい女とやる。
それが一番いいのだ。
言葉が分からないこの地球の裏側の国で、内面のいい女などを捜すほどお人好しではなかった。
とにかく、男の欲望をくすぐるような女とファックしたい……。
今の僕の中にあるのは、ただそれだけだった。
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