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車に乗って10分もしない内に二軒目の店に到着した。 車の中で相沢から大体の手順は聞いていた。 基本的なシステムはさっきの店と同じだが、今度は店内に入るのは僕一人になるという。 相沢には一応店の者に交渉して、中に入れないかどうか訊いてもらうことになっていた。 それと、現時点で、女の子がどれぐらいいるのか……。 それが一番重要だった。 中にいる女のレベルが高いのは当たり前、それ以上に僕のタイプの女を捜さなければならなかった。 本心を言えば、あの女よりもいい女とやりたかった……。 僕は頭の中でまだあの女のことを忘れていなかった。 あの客を客とも思わないふてぶてしい態度、まるで客に媚びない女の強さ、抜群のスタイル、あの腰使い、獰猛で野獣のように鋭い目付き……どれをとっても最高の女だった。 僕が今まで生きてきた中で、あれほどいい女はいないだろう。 そう、あの女を除いては……。
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