第一章 逃亡者

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ある日本人から見たブラジル……。 人の“興味”というものは決して尽きることはない……。 しかし、興味本位で迂闊に近づけば、そこには危険が潜んでいることもある……。 それが異国の地であれば尚更その危険度は増すことになるだろう……。 その国の人間であれば簡単に回避できることも、無知な外国人ならばそれは困難なことかもしれない……。 時には自分の気持ちを抑え、危険を乗り越えることが必要だ……。 自分の気持ちに正直に動いた揚げ句、思わぬ落とし穴に嵌まることもある……。 だから俺は、あそこで…………。 O amore cego(ウ アモール エセーゴ)……。 “恋は盲目”である……。
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