パーティー券の経済学

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パーティー券は、商取引である。原価を明かす必要はないが、商品としての価値をアピールしなければならない。 売りに来た時点で、営業マンに「当日来て下さらなくても構いませんから、助けると思って」なんて懇願させてはいけない。その瞬間、営業マンはコジキに転落する。 30000円のパーティー券が原価20000円なら、営業マンは堂々と「値段だけの価値あります」と言える。 10000円なら、「高いとお考えかも知れませんが、現地で集まる名刺の数を考えれば、決して高くないお買い物と思います」くらいは言える。 原価1000円の商品を30000円で売ろうとするから、コジキ営業になる。 それとユーザーのニーズを考えない営業が多すぎる。 そこそこ有名な歌手呼んで、ドリンク付きで20000円のパーティー券が出た事がある。 一枚買おうとして、「奥様もいかがですか」の一言で、契約を失った馬鹿がいた。 妻は全聾の障害者である。それを知っている者の口から「奥様も」と出たから、即座に断った。中島みゆきコンサートに行くにも、バレてるかも知れないが、表向き別の用事を立てる私である。 無神経な! こういうのが多いから、政治ガラミのパーティー券は買わなくなった。
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