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いっちゃんは変だ。
子どもの頃からそれこそ私が物心ついた頃から、『ほのかは僕の』といい続けている。お母さんの話だと、いっちゃんは私が４歳の時に、お母さんに契約書まで作らせようとしたらしい。
そんな犬や猫みたいな事があってたまるか。いっちゃんは私に小さい頃から意地悪ばかりする。いっちゃんの家に遊びに行くとリボンを取られたり、かばん隠されたりするのはしょっちゅうだった。
そして、私が今まで、まともに恋ができなかったのはいっちゃんのせいだ。
そんないっちゃんのお母さんは麻衣子ちゃん。ようするになかなか切っても切れない縁なの。
お母さん同士が親友でビジネスパートナーなんだもん。
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