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『斉藤 慶介』
俺の名前。
年は、23才。
仕事は実家の家業を継いで、車の修理工をしている。
そして、親友の『翔』は、父が経営するバーでバーテンダーをしていた。
1年前の秋頃……
その日は、隣町で共通の友達の結婚式で俺と翔は2次会を終えると、店を変え、翔のお勧めのちょっと小さな居酒屋へと入って行った。
居酒屋に入ると2組の客が飲んでいて、座敷に1組のカップル、あと1組は男2人がカウンターで飲んでいた……
翔が、店長は面白い人だからとカウンターに座る事に……
飲んでいると、店長と隣の2人組とも仲良くなり、盛り上がってきたところで、その2人組の1人が言ったんだ……
「お前ら、この町に可愛い悪魔がいるって知ってるか?」
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