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…………。
………………?
フェイト「………は?」
散々黙った揚句、出たのは「は」の一言。
??「ま、間の抜けた声を出さないで下さいまし!」
いや、しかし突然真名を聞かれれば間抜けな声も出るだろう。
??「わ、わたくしだって、好きでこんな事聞いてるんじゃないんですっ!」
じゃあ聞かなけりゃいいのに…
??「しかし私にとっては非常に気になるコトでして、それが判明すれば嬉しいような恥ずかしいような懐かしいような……とにかくそんな感じです!なんとなくわかりますでしょう?!」
いや、全くわからん。
そもそもこのコ、なんていうんだろうか?
??「わ、私の名前はステラですわ」
なんだろうか?今日は頭で思った事がよく読まれる。
ステラ「あなた、口で言ってますわよ?」
フェイト「っ?!!」
フェイト「ま、まあなんであれ、真名を教える訳にはいかない」
ステラ「あ、お待ち下さ…!(ザク」
あ、舌噛んだ。
ザクっていったな、ザクって。
フェイト「だ…大丈夫か?」
ステラ「らいりょうぶれふ…」
と言いつつも(言えてないけど)涙目になっているステラ。
フェイト「大丈夫か?」
ステラ「なんてこほありまふぇんわ(なんてことありませんわ)」
うるうるうる……
フェイト「大丈夫か?」
ステラ「…いふぁいれふ」
やっと本音。
意地っ張りだな。
フェイト「保健室、行くか?」
ステラ「……(こくん)」
フェイト「じゃあ、話の続きはまた今度だな」
それだけ言って速足でその場を後にした。
ステラ「お、おまひくらはいまひ!!」
ステラの声を無視してそのまま走り去った。
ステラ「………ぃさま」
……。
……………。
……………………。
翌日。
フェイト「テスト…面倒だな」
フォルテ「お!お前もそう思うか?」
なんだコイツは、騒々しい。
フォルテ「そうだよな~、面倒だよな~」
フェイト「なんだ、お前は」
フォルテ「あ、オレ、フォルテ。よろしく」
フォルテ「お前は今日、試験あるのか?」
フェイト「いや、明日だ」
何やらこのテストは、一人一人が闘技場でするらしいから時間がかかる。
といっても、二日で終わるんだがな。
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